嘲笑う闇夜
The Running of Beasts (1976)
ビル・プロンジーニ＆バリー・Ｎ・マルツバーグ （文春文庫 733円+税）
装画 影山徹
デザイン 石崎健太郎
講談社IN・POCKET 2002年文庫翻訳ミステリーランキング
評論家・翻訳家部門第８位！
パルプな嘲笑とともに暴走する混乱と狂騒のフーダニット
読むと、頭が吹っ飛びます。
――折原一（解説より）
ミステリ史を困惑させる狂気の金字塔、待望の翻訳成る！！
| 田舎町で凶行を重ねる“切り裂き魔”。犯人には犯行時の記憶がなく、自分が殺人鬼だと自覚していないという。恐怖に覆われた町で戦慄する男たちがいた――切り裂き魔はおれではないのか？ 疑心暗鬼と狂気が暴走する中で展開される、反則ぎりぎりのフーダニット。鬼才コンビの伝説的超絶パルプ・サスペンス、登場。（カバーより） |
これほど翻訳を待ち焦がれた小説はない。（折原一）
知る人ぞ知る伝説の傑作――それが本書である。
切り裂き魔の跳梁でパニックに陥る田舎町。
全編を満たすアドレナリンの洪水のなかに
伏線とミスディレクションがぶちまけられる。
疑心暗鬼が大暴走し、主人公たちは苦悩する、
「殺ったのはおれか??」
さて、切り裂き魔はいったい誰なのでしょう？
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