イエスの遺伝子
マイクル・コーディ （徳間書店 1800円+税）
カバーデザイン 花村広
マイクル・クライトンの再来が描く今年度最高の冒険ミステリー！
『ジュラシック・パーク』と『レイダース／失われたアーク』が出会った傑作サスペンス！
| 物語は2002年のアメリカ。天才的遺伝子学者トム・カーターは、人間の設計図ともいえる遺伝子の内容をすべて解読する画期的装置を発明する。彼は、一人娘ホリーの遺伝子を自らの装置で調べ、まもなく彼女が脳腫瘍を発病して１年の命となることを知る。それが遺伝子情報から得たホリーの運命だった。しかし、カーターは諦められない。あらゆる可能性にしがみつき、娘の命を救おうとする。そして、最後に残された道は、奇跡の治癒能力を持つイエス・キリストの遺伝子、すなわち「神の遺伝子」の謎を解くことだった――。神の遺伝子の謎が明らかにされるとき、ひとつの真理があらわれる――。最先端科学がもたらす恐怖を描いた傑作冒険ミステリー。（カバーより） |
| 「全治力を注いで愛する娘を救おうとする主人公の姿の、何と感動的なことか！」 |
| ――作家 鈴木光司 |
| 「『またくだらない遺伝子スリラーか……』最初はそう思った。だが読み始めると、途中でやめられなくなった。どのページにもエンターテインメントの本来の姿が詰まっている。素直に拍手を送ろう――これは面白い！」 |
| ――作家 瀬名秀明 |
| 「聖書そのものがサイバーパンク・エンタテインメントの預言であることを暴き出す、もっとも現在的な力業がここにある」 |
| ――慶應義塾大学文学部教授 巽孝之 |
| 「科学の暴走か、宗教の叛逆か。これは２０世紀エンタテインメントの粋が懲らされた迫真の近未来黙示録だ！」 |
| ――評論家 香山二三郎 |
| 「新人作家とは思えないお勧め作品である。科学の最先端が、人類への警鐘ではなく、現実の恐怖になりつつあることを感じていただきたい」 |
| ――評論家 穂井田直美 |
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